日記の効能について改めて考えたこと 

ひとりごと

「日記」って三日坊主の代表格だと思う。

ダイエット(筋トレ)や語学学習のように三日以上続けれらない人は多いのでは?

僕もそのひとり……だったけど、最近は続いている。

前回の記事では「記憶力」について書いた。

magiyama.hatenablog.com

楽観的だけど、僕は記憶力が落ちているのではなく、大事なことは記憶し、必要のないことは積極的に「忘れる力」が身についているのだと思っている。

よく物忘れした人に「忘れるってことはきっと大事なことじゃないんだよ」と言うけど、その通りで必要のないものは勝手に忘れていくと思う。ただ困るのは時々、本当に大事なことも一緒に忘れてしまうとき。忘れるというより、たぶん頭の中のどこかにあるはずだけど、うまく取得できない状態。

固有名詞や知識、雑学などであれば、ググれば済む。

だけど、自分のふとしたアイデアだったり、経験はググって出てくるはずない。

自分の「アイデア」や「経験」って、その人にとって何よりも大事な情報だと思う。

芸能人の名前や役に立たない雑学をどんどん忘れても大丈夫だけど、これは絶対忘れない方が良いと思う。もう一度言うけど、基本どんなことであれ、自分が感じたことや体験したことは最重要だと思う。

そのための記録として「日記」をおすすめしたい。

「日記」と言っても、僕の場合は「ゆる~い日記」。

自分のなかに毎日書くルールはなく(毎日書くのが望ましいけど)、思い立ったときに書いている。字も決して丁寧とは言えず、どちらかと言えば走り書きで汚い。だけど、ゆるい分三日坊主にならず続いているのだと思う。

日記には以下のメリットがある。

  1. 記憶の定着
  2. 記憶のトリガー
  3. 思考力の向上
  4. 日々の充実感

「書く」ことで脳に「大事なこと」だと積極的に認識させることができる。

さらに日記は見返せば見返すほど、記憶にどんどん定着していく。

忘れていたことでも、日記に書かれたちょっとしたメモやフレーズがトリガーとなり、連鎖的に周辺の記憶も掘り起こさる。

前回の記事で記憶力の低下は「スマホ」が原因と書いたけど、もっとやばいのは思考力の低下。ネットで他人の意見を事細かく調べてそれで完結してしまうと、間違いなく自分の頭で考える力は落ちていく。他人の意見を参考にするのは良いけど、自分の頭で考えることも大事。

日々生きた心地がしないなと感じる人にも日記がオススメ。

一日の終わりに自己の内面と向き合う時間を作り、ノートに自分の生きた痕跡を残すことで日々の充実感が生まれる。忙しい人ほど自分と向き合う時間が取れていないと思うので、積極的に取り組んだ方がいい。

僕はトラベラーズノートを愛用していて、ボールペンと一緒に肌身はなさず持ち歩いている。

cul-into.com

日記を書く媒体はもちろんアナログの紙以外にもブログやSNSもある。

まあ、正直ここは好みの問題だと思うけど、僕は日記に関してはアナログ派。

デジタルは検索できるメリットがあるけど、SNSやブログはどうしても体裁を気にしてしまうし、紙ほど気軽に書けない。

スマホのメモアプリや日記アプリでも気軽に書けるじゃないか」という意見もあるかもしれないけど、それってちゃんと見返してる?

僕は暇な時にトラベラーズノートをペラペラめくって見返してる。楽しいからだ。
日記のほかに、日々のアイデアを書きとめたり、映画やライブの半券、カフェやレストランの名刺を挟んでいる。それを見ただけでも記憶が蘇りワクワクする。

でも、スマホのアプリってわざわざ開いて見返すことってあんまりしないと思う。昔、必死になってevernoteに情報を集めてたけど暇な時に見返してた記憶は正直ない。理由は「めんどくさい」「なんか疲れる」といった気分の問題。

記憶に定着させるためには、「アウトプット」も大事だけど、その後の「見返し」も大事。いかに見返したくなる媒体に記録するかが重要だ。くり返し見返すことで記憶は確実に定着していくし、その当時の思い出に浸れるのでストレス解消にもなる。

僕は基本トラベラーズノート一冊に全ての情報をまとめている。

僕は学生時代のとき、分野別に複数のキャンパスノートを使っていたけど、ほぼ見返してはいなかった。見返したいなと思ってもたくさんの中から目的のノートを探すのが手間だし、外出時の空き時間に見返そうにも全てのノートを持ち歩いているわけではない。

一つに絞ったら色んな手間が省けてすっきりした。これに関しては書籍「情報は1冊のノートにまとめなさい」を参照した。

いま思い返せば、昔小さいころに遊んだゲームの主人公たちはちゃんと日記を書いていたな。

ドラクエの「冒険の書」、ポケモンの「レポート」……全部日記だ。それをしないと、今までの冒険が記録されないので続きから始められない。こまめに書いていた彼ら(およびその時の自分)を見習うべきだと思う。

また明日から人生の続きをはじめるためにちゃんと日記を書こう。

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