記憶力は落ちているのではなく、忘れる力が向上している?

ひとりごと

最近……いや、もはや高校時代からかもしれない。

歳を重ねるごとに「記憶力」がどんどん落ちている。

視力も着々と落ちているけど、記憶力はもっとやばい。

芸能人の名前なんてほぼ思い出せない。

もともと興味がないということもあるけど、顔は思い出せるのに名前が出てこなくて(断片的に思い出せることはある)スマホで関連ワードを検索してやっと名前にたどり着く。

話題の芸能人だったり、数週間以内に口に出したりしていれば、すぐ思い出せることもある。おそらくパソコンで言えば、ページのキャッシュが残っていて素早くアクセスできる状態。しかし、それも一時的で何ヶ月か経つと忘れてしまうことはよくある。

なぜ記憶力が落ちているのか考えてみると、この2点がやっぱり大きい気がする。

  1. スマートフォンの普及
  2. 情報過多

やはり一番の原因は「スマートフォン」だと思う。すぐに何かあれば検索できるので、スマホで調べられるものは基本頭の中にはない。他人の電話番号、住所、乗り換え方法etc……

高校生ぐらいから固有名詞が思い出せなくなったのも、ちょうどスマホや携帯の普及が影響しているのかも。

スマホは外付けハードディスクみたいな役割をしているので、頭のハードディスクには保存しておく必要はない。

しかも現代は「情報過多」の時代。ネットやSNSを開けば、大量の情報がどっと流れ込んでくる。良質な情報からゴミまで玉石混合の状態。情報の多さに気持ち悪くなることもある。

そんな環境のなか、すべての情報を詳細に記憶しておくなんて絶対に不可能。できたとしても、負荷はものすごく、それに見合うほどのメリットは現代にはない(スマホがない時代であれば、覚えておくことは大事だったかもしれない)。

だから余分な情報を忘れるのは、生物学的にも自然なことなんだと思う。人間の進化の過程で無くなった尻尾と同じ。必要ないものが無くなっていくのは至極真っ当なことだ。

もしかしたら記憶力が著しく落ちているわけではなく、「本当に大事なことだけ記憶して、いらないことは忘れる力」が身につき始めているのかもしれない。つまり、記憶力よりも様々なデーターベースから情報を取得して取捨選択する力がより現代の環境にマッチする。

僕は芸能情報に関して優先度は低く、頭が不要なものと判断して積極的に忘れていく。「芸能情報が大事!」という人は、たぶん芸能情報はしっかり覚え、ほかの情報を忘れることで脳内の記憶容量を整理しているのだと思う。

大事なことは頭に叩きこみ、不要なことは積極的に忘れる、その力を特に養うのに「日記」が最適かもしれないと最近感じている。

次回の記事では、最近取り組んでいる「日記」について書きたい。

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