引きこもりがちでも英語力を向上させるための10の戦略

英語学習

前回の記事では、要約すれば「もっと英語力をもっと上げたい」という話をしました。せっかくイギリスにいるのに、家にこもって仕事をしているので、なかなか英語力が向上しにくい環境にいます・・・

駆け出し翻訳者の僕が抱える「英語力」に対する葛藤

留学や現地で就職すれば、多少受け身でも周りの英語環境が自分を引き上げてくれるのですが、そのような環境ではないので、自分から積極的に英語力を上げていくしかありません。

そこで、引きこもりがちな人(僕みたいな)でも実行できそうな、英語力向上のための戦略を考えてみたいと思います。

リーディング力

リーディング力は普段の翻訳の仕事である程度鍛えられます。しかし、どうせなら普段の習慣も徹底的に英語環境にしてしまって、さらなるリーディング力向上を目指します。

1.読書は洋書。ニュースはBBCで読む

よくビジネス書や小説は日本語に翻訳されたものを読んでしまうのですが(その方が楽なので)、頑張って原書を読むようにしたいと思います。

日本語に比べたら読み終わるまでに2〜3倍くらい時間がかかってしまうのですが、最初はスピードが遅くてもやっぱり読まないことには、スピードも上がらないですからね・・・頑張ります。

ついでにニュースもBBCでチェックする習慣をつけたいと思います。チェックするニュースが多いと面倒くさくなってしまうので、海外メディアはシンプルにBBCだけに絞ります。

リスニング力編

リスニング力は、会話する上で大事です。せっかく英語が話せても相手が何を言っているわからないと、コミニュケーションは成り立ちません。

自分で英語が喋れているなと思っても、実は相手の質問に答えておらず、トンチンカンになっていることもあるので、リスニング力はやっぱり大事です。

2.常に英語のラジオやポッドキャストを流す

部屋にいるとき、シャワーを浴びるとき、ご飯を食べるとき、散歩しているとき、普段の生活を徹底的に英語環境に変えましょう。

そこで有効なのが、BBCなどの英語ラジオや海外ポッドキャストです。

基本どんなときでも、iPhoneのアプリで流しっぱなしにします。BBCはチャンネルがたくさんありますが、僕はBBC6で流れる曲が好きなので、ずっと流しています。

ポッドキャストは内容に集中して楽しみたいので、散歩中などにBOSEのノイズキャンセリングヘッドフォンで耳を傾けて聞くことが多いです。

ポッドキャストについては、面白いコンテンツを発見したので別の機会に紹介する予定です。

3.映画や海外ドラマは日本語字幕なしで

英語を第二言語としている人の話を聞くと、英語力向上で役に立った方法として「映画や海外ドラマを字幕なしで見ること」をあげる人は多いようです。

普段の会話で字幕なんて存在しないということで「英語字幕もなしで見る」というのが推奨されていることがありますが、やっぱり英語の音に馴染みがない日本人にはキツイかなと思います。

理想はこちら↓↓ あくまでも理想です(笑)。頑張ります。

1.英語字幕をつけて、内容を7~8割くらい理解できるようにする。

2.なるべく英語字幕を見ないで、音に集中する。聞き取れなかったらチラ見するなど、補助的に使う。

3.完全に字幕をなくして、音だけに集中。

スピーキング力編

僕的にスピーキング力はやっぱり一番伸ばしたいスキルなので、他に比べるとやることは多めです。

スピーキング力は話さない日が続くとどんどん落ちていくので、毎日できる限り話す機会を持つことが大事です。

4.ひとりごと

昔、英語を短期間で話せるようになった友達いわく、「一番効果的だったのはひとりごとだった」と言っていました。これには僕も同意です。

Youtubeやブログで英語学習法を紹介するAtsueigoのATSUさんも「ひとりごとが効果的」とおっしゃっていました。

英語を話すときには、日本語脳から英語脳に切り替えないといけないのですが、エンジンがかかるまで時間がかかるんですよね。ひとりごとは日頃から英語脳を維持するのに最適だと思います。

ひとりごとで英語脳の状態を作っておけば、いざというときに切替がスムーズになります。

周りの迷惑にならない程度に、英語をつぶやきまくりましょう・・・会話の相手を必要としないので、気軽に取り組めますね。

5.シャドーイングや音読

新しい技能を習得する際に、最も大事なのが「まねる」ことだと思っています。

模範とする人を完コピするのが一番の近道。オリジナリティが欲しければ、その後に考えれば良いこと。

「あの人みたいに英語がペラペラ話したい!」という憧れの英語スピーカーがいれば、見よう見まねでマネてみましょう。

そのときに最適なのが、「シャドーイング」ですね。スクリプトがあれば、最初はそれを見ながら音に集中して口から発する。スクリプトがなければ、聞いた声をそっくりまねるように何度も発音する。

英語のリズムに慣れるために、洋書や海外サイトを「音読」するのも良いですね。音読した日は、英語がスラスラ出てくるような気がします。

少し前に読んで面白かったのが、「脳が冴える15の習慣」という本。こちらを引用すると・・・

「発話する能力を維持するためには一日何語しゃべっていることが必要か研究したことがありますが、少なすぎると考えられる境界線は約一〇〇〇語でした」

1日1000語は最低話さないと、発話能力が低下していくそうです。海外で長く生活すると、日本語が下手になる感覚があるのですが、確かに話していないのであながち間違いではなさそうです。

人と喋る機会が圧倒的に少ない人には「音読」を推奨とのことです。音読しても、1日に必要な文字数を補うことができます。

これは日本語の研究ですが、英語も同じだと思います。使わないと発話能力が維持できなくなります。

6.趣味のサークルに所属する

趣味があると役に立つのが、海外でも現地のサークルやコミニティに参加できること。

引きこもりがちな人には少しハードルが上がりますが、現地のサークルに参加するのは英語を話す良い機会になります。

音楽やダンス、アニメ、ゲーム、スポーツなんでも良いのですが、趣味関連のコミニティが現地であれば、勇気を持って参加するのも英語学習に最適。

僕は先日、地元のマジックサークルに参加してきました。歴史のあるサークルですが、ほぼ全員、地元のおじいちゃんばっかりでした(笑)。おじいちゃんたちにとってFar eastのアジア人が珍しいのか、拍手で歓迎されました・・・

その日にたまたま参加してい中国人の子と後日チャイナタウンでご飯を食べたりできたので、定期的に参加しても良いのかなと迷っています。

サークルに参加できたら、絶対英語力が上がります。

7.フラットメイトと積極的に会話

一緒に暮らすフラットメイトがいれば、英語を話す身近なチャンスですね。外でなくても家の中にチャンスはあります。

しかし、自分は結構な人見知りなので、なかなか積極的に会話できていないのが現状。

フラットメイトは僕以外全員欧米人で英語がペラペラ。わかる人には共感してもらえると思うのですが、ほぼネイティブの人たちの会話に混じるのは、めちゃめちゃハードルが高いんですよね。「自分のために会話のテンポが乱れたらどうしよう?」と考えたり、みんなジョークで笑っているのに、自分だけ分からなくて何となく笑ったり・・・

英語力の以前にコミュ力が欲しいです(笑)。

8.オンライン英会話

別に海外に住んでていても、アウトプットの場が少ない人は、オンライン英会話で学ぶのも一つの選択です。オンライン英会話は引きこもりがちな人にぴったり。

DMM英会話

毎日30分程度でも、アウトプットする機会があるかないかでは雲泥の差。

特にフリーランスの人は、仕事で忙しくて語学学校にいけないと思います。そんなときに場所や時間に縛られないオンライン英会話は便利ですね。

また、海外に住みながらオンライン英会話をするメリットとしては、現地のネイティブの時間に合わせやすいということですね。

僕もそろそろオンライン英会話を試そうと考えています。

9.ブログやSNSを英語で発信する

Culinto

英語のアウトプットとして、ブログやSNSも効果的。

厳密に言えば、ライティング力が向上しますが、英語を書くときも頭の中で、日本語とは異なる文法構造や言葉を選んだりしないといけないので、必然と英語脳になります。

僕も英語のアウトプットも兼ねて、もう一つのカルチャーブログ「Culinto」のバイリンガルサイト化を考えています。まだ少しだけしか英語化できていませんが、長期的に取り組む予定です。

SNSは英語専用のアカウント作って、海外の芸能人やニュースサイト、インフルエンサーをフォローすると、あっという間に英語環境ができあがります。そこでちょこちょこ、日本語と同じように英語をつぶやくというのも良いですね。

既存のアカウントで英語をつぶやいてもいいのですが、日本人フォロワーにとってノイズになってしまうかもしれないので控えています。友達の目もつい気にしてしまうかもしれないので、思う存分つぶやくなら、新しく英語専用のアカウントを作った方が良いかもしれません。

10.Meetup に参加する

Meetupはイベントを開催したり、参加できたりするサービス。

Meetup公式サイト

ここのサイトで、何か面白いイベントを見つけて参加してみるというのも英語に触れるきっかけになります。

これも引きこもりがちな人にはハードルは上がりますが、入会が必要なサークルよりもカジュアルに参加できるんじゃないかと思います。

僕も日本にいたときに利用したことがありますが、難しいのはイベントの良し悪しを見極めることかもしれません。誰でも開催できるので、中にはちょっと怪しそうな集まりもあります。

趣味の集まりだけでなく、英語学習者が集まる有益なイベントもあるので、チェックしてみるのも良いかもしれません。

まとめ

こうやって英語学習法を羅列するのは簡単ですが、やっぱり実践してこそですね!家にいても、英語環境に身を置けるようにしていきたいです。

ちなみに、改めて見てみると10つのうち8つは日本でも実践可能なことに気がつきました・・・海外在住を生かしきれていない感は否めません(笑)。引きこもりがちな生活をしていますが、たまにはサークルやイベントで外に出ないともったいないですね!

翻訳者として恥ずかしくないよう、日々、英語力向上に取り組みたいと思います!

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