ロンドンに来てつくづく実感するのは「自分の英語力はまだまだだな」ということ。
翻訳者として仕事しているため、読解力に関してはまだ自信がありますが、スピーキング力やリスニン力の話になると、それは少し違うんですよね…
最近感じている「英語力に関する葛藤」を共有できればと思い、今回記事を書くことにしました。
自己紹介で「翻訳者」と名乗るのが恥ずかしい
ロンドンで初対面の人と話していると「What do you do? Are you a student? (普段何してるの?学生?)」って聞かれることがあります。
正直に「I am working as a translator(翻訳者として働いているよ)」と伝えるんですが、自分のスピーキング力の低さに、自分で翻訳者と名乗るのが恥ずかしい気持ちになります。
駆け出しではありますが、一応翻訳者として仕事をもらっています。ですが、別にペラペラというわけではありません。通訳の仕事だとやはりスピーキング力が求められると思いますが、翻訳の場合は基本的に文字の世界です。ペラペラでなくとも、翻訳の仕事はできてしまいます。
必ずしも必要はないということが、自分の中で「スピーキング力の向上」をどんどん後回しにしてしまう原因。自分自身の尻を叩くしかないのですが、それが難しいんです。
基本的に困ることはないのですが、やっぱりTranslatorなら自信を持って英語を話せるレベルまで向上させたいところです・・・
どれだけそのスキルに時間を割けたか
何事においても、スキルは「どれだけ時間をかけたか」に比例すると思っています。
リーディング力は、これまでの人生において、大学の講義や社会人のメールや資料、読書や海外ニュースなど、文字に触れる機会は多かったので必然と磨かれていきました。
一方、英語を「話す」や「聴く」となると、やっぱりその機会は圧倒的に少ないんですよね。日本にいれば、別に英語が話せなくても、聴き取れなくても生活はできます。
何もせずに「いつの間にか喋れるようになってた」「字幕なしで洋画を見れるようになってた」なんてことは絶対にないですよね。やっぱり、どれだけ積極的に実践できたかだと思います。
ゲームのプレイ時間と同じです。300時間くらいずっとプレイしていれば、それは誰でもうまくなりますよ。
翻訳者として仕事をしていけば、経験を積むごとに英語の読解力は向上していきますが、だからといって、英語がペラペラ話せて、字幕なしで映画が楽しめるようになるのとはまた別の話です。
フリーランスの葛藤
英語力向上を妨げるもう一つの理由が、僕のワークスタイル。
一応フリーランスなので、基本的に家にこもって翻訳の仕事をしたり、ブログを書いたりしています。
最初の頃は、毎日カフェや図書館に行って何かしら作業をしていたのですが、「これって効率悪くないか?お金かかるし」と考え、家で仕事をするようになりました。
好きな場所で自由に仕事ができるのは理想であったし、フリーランスの一番のメリットだとも思います。
しかし、その代わり、外に出て人と話す機会が減ってしまいました……
フリーランスやブロガーなど在宅で仕事をしている人が誰しも抱える葛藤(あるある?)なのではないでしょうか。人の多いところに行くのは嫌だけど、まったく話をしないのも嫌。
なので、現在の僕は、別に海外に住んでいるからと言ってスピーキング力が鍛えられるとは言い難い状況。日本語のスピーキング力も下手になってきた気がします(笑)。
語学学校や現地で就職すれば、必然とコミュニケーションが必要になるので、英語力は伸びると思います。僕は4年前に大学のプログラムに応募して、アメリカに3〜4ヶ月滞在したことがありますが、実際にその時の方が圧倒的に英語力が伸びました。
しかし、今の僕はフリーランスで働くことを選択してしまったので、海外にいるのに英語力を磨きにくい環境を自ら作り出してしまったのです。
英語力(特にスピーキング)を伸ばすにはどうしよう?
このままだと、本当にDoooshiyoooo!!ということで、引きこもりがちな人でも英語力を鍛えるための戦略をちょっと考えてみたいと思います。
その詳しい内容は次回の記事で共有したいと思います。
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